はじめに
はじめまして!
テンダ仙台支店webデザイナーのYHです。
今回の連載ではGulpを使ってweb制作の効率を上げていこうという話をしたいと思います。
大規模でも小規模でもWebサイト制作には簡単だけど地味に面倒な工程が出てきます。
チリが積もって工数を圧迫するこの工程をどうやって少なくしていくか、というお話です。
Gulpとは
Gulpは「ガルプ」と読みます。
がぶ飲みするという意味の単語なので、ロゴマークが飲み物になっていますね。
Gulpはタスクランナーやビルドツールと呼ばれる自動化ツールの1つです。
sassのコンパイルやcssの圧縮など、個別に行っていた作業を自動化することで制作効率をアップさせることができます。
ファイルの保存と同時に自動で作業を完了するよう設定することもできます。
Gulpの現在
タスクランナー自体は2009年頃から登場したと言われています。
Grunt(グラント)やGulp(ガルプ)、webpackなど様々な種類が存在していて、それぞれに特徴があります。
適材適所なのですが、ここ最近ではGruntとGulpに人気が集まっているようです。
ちなみにGulpは2013年6月生まれの若い部類です。
GruntはGulpより早く生まれているので先輩にあたります。
なんで使うの?
単に「工数の短縮!」「効率化!」と叫びたくなるし、実際のところ正解ですが、もっと別の意味もあると考えています。
大切な工程を大切にするために
webサイトの構築において大切な工程とはなんでしょうか?
私は次のようなことだと考えています。
- ソースコードの可読性、メンテナンス性
- アクセシビリティの向上
- web標準に準拠したデザイン
基本的なことかもしれませんが、どれもステキなサイトを作る上で欠かすことのできない作業です。
限りのある開発期間の中で大切なことに多くの工数を充てるため、タスクランナーを使った自動化は大いに役立ちます。
足並みを揃えるために
自動化を行うということは、言い換えれば以下のようなことでもあります。
- やり忘れ防止になる
- 誰がやっても成果物が均質になる
ミスが防げれば、時間の節約にもなる上、成果物の品質が上がります。
また、チーム戦ならメンバーの個人差をある程度、吸収してくれます。
これがタスクランナーを使う本当の狙いなのではないでしょうか。
次回はGulpのメリットと実際にできることをお話します!
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