こんにちは! テンダ仙台支店のサトウ スグルです。
グッドアンドニュー(Good&New)という言葉はご存じでしょうか?
テンダ仙台支店では朝のミーティング時間にこの取り組みを約5年続けています。
10~15分程度の活用してほぼ毎朝、です。
ひょんなきっかけで初めてみたところ続きに続き、今に至ります。
グッドアンドニューとは何なのか、グッドアンドニュー自体の説明、そして続ける中で感じたことなどをご紹介したいと思います。
もくじ
グッドアンドニューとは
もともとはアメリカの教育学者ピーター・クライン氏によって開発された頭のエクササイズの一つです。
荒廃した学校をグッドアンドニューで実施し、安全に学習できる環境に改善させた、という事例があるそうです。
※出典元は不明
現在では、人材開発の場でのアイスブレイクや、企業や組織、グループの活性化に活用されています。
メンバー全員で感動を共有することで協力しあえるチームの構築につながるほか、物事を多角的にとらえる習慣を作る効果があると言われています。
というグッドアンドニューですが、やることは全く難しくなくて、
24時間以内にあった、良かったことや新しいことを発表しあう
というだけのものです。
なんてことはないようですが、いざ挑戦してみると「良かったことなんてありませんでした」なんてことになったりします。
ここがグッドアンドニューの目的です。
最初は良かったことが見つけられなくてもグッドアンドニューを続けることで、徐々に良いことを見つけだす思考回路が構築されていきます。
クッシュボールを使います
クッシュボールという「シリコン製のウニ」といった感じのおもちゃをバトン代わりにリレー形式に発表するのが特徴です。
公式ルールなのかは定かではないですが、クッシュボールを使うとしている情報が多いのと、独特の手触りが結構気持ちいいので興味があれば入手してみてください。
※個人的にはクッシュボールの販売戦略ではないかと思っています(笑)
テンダ仙台支店での流れ
そんなグッドアンドニューですが、現在はこんな流れで行っています。
- 朝9時に朝ミーティングを開始。連絡事項があれば報告。進行は当番制。
- グッドアンドニューをスタート。
進行役か、進行役が指定した人にクッシュボールをパスしてスタート。 - 発表者(クッシュボールを持つ人)は最初に「おはようございます」。
- 「良かったこと」や「新しく発見したこと」を発表(1分程度)
- 終わったら周りの人は拍手。
- クッシュボールを誰かにパスする。
- 3~6を5人発表するまで続ける。
- 次の進行当番にクッシュボールをパスして終了。
本来なら全員の発表をしたいところですが、業務に影響が出すぎないよう1日5人と決めておこなうようにしています。
また、人数を制限する分、発表者にかたよりがでないよう、チェックボードで発表状況を管理しています。
取り組んで良かったこと
良いことや新しい発見を意識するようになった
当然のことながらグッドアンドニューで話す内容を意識するようになりました。
業務上の関わりが少ない人のことが知れる
違う業務をしていたりすると、同じオフィスにいる人でも話す機会が少なくどんな人かわからないことがあります。
そんな中、グッドアンドニューは全員に発表の機会があります。
別チームの人の休日の話、親バカトーク、趣味の話、ネットで見たニュースなどなど、業務の中では見えない一人一人が見えてくるんです。
こうやったからうまくいった3つのポイント
5年近く続いてるグッドアンドニューですが、こんな感じだったから続いてるんだろうなと思うことがいくつかあります。
ポイントを3つにまとめて紹介したいと思います。
24時間以内にこだわらない
24時間以内というルールがありますが、基本的には「最近あったこと」くらいのゆるさで続けています。
土日の休みにあったできごとでもいいですし、パッと出てこなければ先週の話などでも大丈夫です。
強要はしない
良いことや新しく発見したことがでてこないこともあります。
話してみたらそれほどグッドでもなかった話になることもあります。
それはそれで良いんです。
グッドアンドニューがでないことに対して叱られたらグッドアンドニュー自体がバッドになってしまいますよね?
本業の時間を取られすぎないようにする
人数が多くなった時に同じペースでグッドアンドニューを行っていたら、1回あたりの時間がどんどん長くなっていきました。
一人1分でも20人いたら・・・業務時間がグッドアンドニューで取られすぎるのは考え物ですよね。
時間制限やチーム分けなど考えましたが、結果としては1日当たりの人数を5人にする形で落ち着いています。
とにかくやってみるといいですよ!
個人的にはグッドアンドニューという取り組み非常に気に入っています。
クッシュボールは必須ではないので、道具なしでスタートできる手軽な取り組みかと思います。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。