UIは良いものをパクればいい。
と、言ったら方々から怒られそうですが、一つの正解だと思っています。
弊社は大多数がエンジニアで構成される会社であり、デザイナーと呼ばれるメンバーは限られています。
そんな中、社内でもデザインの相談受けることがあります。
UIデザインのコツを教えてほしいなんて話も出たことがありますが、最も簡単に答えるとしたら「他のアプリを参考にしてみたら?」です。
補足:この記事は個人の意見であり、会社としての総意ではないことをお断りしておきます。
また、他アプリのUIを参考にすることは著作物の権利を侵害しない範囲で行いましょう。
もくじ
イイものをパクっちゃおう
「パクれ」は悪い表現ですが、コツとか言われてもデザインなんて一朝一夕にマスターできないんですよね。
セオリーはあるけどセオリーだって数多くあるし、しかもセオリーがすべてではない。
そんな中、小手先のデザイン力を得られる方法があるとしたら、良いものを参考にすること。
イイもののイイところを参考にしたらイイものになるはず、という単純な話です。
「イイもの」については、「多くの人にダウンロードされている」アプリだったり、「会員登録数が多いウェブサービス」のことを指します。
イイものを参考するのには次のようなメリットがあります。
思考錯誤の成果が反映されている
人気のアプリはコストもかけられており、その中で日々UIの改善も行われています。
つまり、それだけ理想系に近いUIが実装されているということ。
(たまにユーザーの意向を無視したアップデートがされることもありますが・・・)
自分たちで1から試行錯誤するより、良いものを考えてくれた先人のお知恵を拝借した方が効率的だと思いませんか?
慣れているUIなので利用者の学習コストが低い
イイものを参考にするもう1点のメリット。
使う側がの学習コストが少なく済みます。
始めて使うアプリでも他のアプリに操作感が似てることって多くないですか?
ゲームアプリではその傾向が強いかも。
始めて遊ぶゲームでも「〇〇でこうだったからこのゲームでもこうやればいいんでしょ?」みたいな場面が結構あるはず。
RPGならRPG、アクションならアクションのお約束のUIってある程度決まってますよね。
これも成功パターンを踏襲してるからだと思うのですが、結果として利用者側は覚えるべき操作やルールが少なく済みます。
「わからない」はアプリを継続してもらう上での障害となりますから、それが少なく済むのはメリットですね。
成功してるから100%良いものとは限らない
ただし、成功してるから100%良いものであるとも限らないのが難しいところ。
「UI以上にアプリの利用メリットが大きい」というものであれば多少使いにくいアプリでも使うでしょう。
もし、「使ったら100万円もらえるアプリ」があったら意地でも使いませんか?
また、アプリのデザインには流行り廃りがあるので、長寿アプリであるほど古いUIが用いられてる場合があります。
「10年前の人気アプリ」を参考にしても意味がないんです。
普及してるものの良い点を吸収しつつ、さらに良いものを目指す。
このバランス感覚が重要ですね。
実際には、利用者層を意識する必要もあるので一筋縄ではいかないのですが今回は以上です。
ありがとうございました。